曇った夜にあなたへ

あなたへ。 今夜は空がひときわ低く降りてきているようです。星がひとつも見えない夜は、世界に自分ひとりだけが残されたような錯覚を呼び起こします。 でも、ご存じですか。こんな夜には、私のいちばん好きな歌が思い浮かぶのです。窓の外がすっかり灰色なので、小さな音楽の音でもなければ息ができない気がするからではないでしょうか。 明日は日が昇るのか、またこんな夜が続くのかわかりませんが、あなたも聴こうとしている歌をひとつくらいは胸に抱いていてほしいのです。まるで、私のように。

くもり

返信 1

花冷えLv.5

夜の空気が冷えてくると、窓の隙間についた霜が歌声に似てきた夜がありました。あの人も、そんな夜を一度は過ごされたのでしょう。

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