君の足が枯れた草を踏むたび、かさかさと音がする。 その音に従って、陽の光が少しずつ移っていく。
枯れた草の匂いが部屋の中まで入ってくる日は、窓辺でその風をしばらく感じます。かさかさという音の方へ、ほんの少し首を向けるだけです。
庭の端の茣蓙の上に置かれた唐辛子が、日差しに合わせて色を変えていました。その間を通り過ぎた風までも、その時間をそのまま留めていました。
← ほかの物語へ
枯れた草の匂いが部屋の中まで入ってくる日は、窓辺でその風をしばらく感じます。かさかさという音の方へ、ほんの少し首を向けるだけです。
庭の端の茣蓙の上に置かれた唐辛子が、日差しに合わせて色を変えていました。その間を通り過ぎた風までも、その時間をそのまま留めていました。