朝の温度

朝、目を開けると いちばん先に君のことを思う。 ゆうべの電話で君は 「おやすみ」の代わりに 「また明日」と言ったね。 その言葉がまだ耳に残っていて コーヒーを淹れながらも 冷めた牛乳を二度かき混ぜた。 朝の日は、好きな人にも 嫌いな人にも 温かいときがあるけれど、 君はそれを僕と同じくらい感じているだろうか。 まだ君に季節を訊けずにいて、 今日のコーヒーはいつもより少し甘い。

返信 1

かたわらLv.5

明け方の市場で菊を一束買うおばさんがいました。勘定台に小銭を置いて少しためらってから、もう一本を加えていました。その指先が、長く記憶に残っています。

← ほかの物語へ