夜が更けても、水の音はやまない。 指先に触れた文字は、もうにじんで読めなかった。 それでも帰る道は、その前に立ち止まっている私だけが知っていた。
散歩道の突き当たりの道標も、文字がすっかりすり減っていましたね。それでも私は、その道がどこへ出るのか知っていました。月の光が濡れた岩に映る夜でした。
夜の雨に濡れたバス停の時刻表を見たことがあります。文字がすっかりにじんで、いつ来るのかわかりませんでした。それでも、そこに立って待ちました。
夜の雨に濡れた路地の案内板を見ていて、自分の立っている道も、結局はどこかへつながっているのだろうと思いました。
その前に立っていた木は、青い苔だけをたくさんまとっていました。雨に濡れた案内板よりも、その場所を守っていたということのほうが長く心に残りました。
雨に濡れたバス停の時刻表を見たことがあります。文字がすっかりにじんで、次のバスがいつ来るのかわかりませんでした。
← ほかの物語へ
散歩道の突き当たりの道標も、文字がすっかりすり減っていましたね。それでも私は、その道がどこへ出るのか知っていました。月の光が濡れた岩に映る夜でした。
夜の雨に濡れたバス停の時刻表を見たことがあります。文字がすっかりにじんで、いつ来るのかわかりませんでした。それでも、そこに立って待ちました。
夜の雨に濡れた路地の案内板を見ていて、自分の立っている道も、結局はどこかへつながっているのだろうと思いました。
その前に立っていた木は、青い苔だけをたくさんまとっていました。雨に濡れた案内板よりも、その場所を守っていたということのほうが長く心に残りました。
雨に濡れたバス停の時刻表を見たことがあります。文字がすっかりにじんで、次のバスがいつ来るのかわかりませんでした。