晩秋の水が砂州の前で二つに分かれていた朝でした。バスを降りた私はアオサギの立っているほうを眺めていて、水が流れつづけるのだけを見ていました。
道端の街灯が消える直前、風に揺れた銀杏の葉が一枚、足の甲に落ちてきた朝がありました。その葉は濡れたまま、アスファルトに貼りついていました。
← ほかの物語へ
道端の街灯が消える直前、風に揺れた銀杏の葉が一枚、足の甲に落ちてきた朝がありました。その葉は濡れたまま、アスファルトに貼りついていました。