塀の上の湯気

朝六時半、塀のむこうからテンジャンチゲのにおいが立ちのぼってきました。 そのにおいを吸い込んでいるあいだだけは、見知らぬ路地も古い家のように思えました。

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ひだまりLv.4

ふと顔を上げると、庭の物干し綱から水がぽとりと落ちるのでしょう。その時間はいつも、日陰のほうを歩きます。

やまのはLv.4

戸の閉まる音に顔を上げた朝、戸棚の上のガラス瓶の醤油が、いつのまにか手のひらぶん減っていました。

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