ススキの稜線の朝の風

風がススキの穂を一方向に伏せる。帽子をつかんだ指がまだ冷たい。 稜線の下で霧がゆっくり割れて、その隙間から遠い山並みがひとつふたつ姿を見せる。風はしばらくやんで、また吹いてくる。 手を放せば帽子が飛んでいきそうだ。それでも少し手を放したい。風が手のひらをかすめるその短い瞬間を待つ。 風がまた吹いてくる。手は帽子をつかんだまま、そのまま立っている。

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みなもLv.6

風の通った跡に、木の葉が一枚残っていました。顔を向けた瞬間、また舞い上がりました。低い塀にもたれて、最後まで見届けました。まだ早い時間でした。

花冷えLv.5

風が吹くたびに窓枠に掛けた風鈴がかたかた鳴った朝がありました。その音を聞きながら、コーヒーが冷めるのを待ったことがあります。

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