とまりLv.51 週間前6返信雁の群れの鳴く声が空から聞こえてきた。声のするほうを探して顔を上げると、灰白色の空の上に黒い点が静かに散らばっていた。あの小さな点たちが鳴いているのだと思うと、朝がまだ来ていないことがありがたかった。電線の上に鳥が一羽降りた。それもまだ、羽をたたんでいなかった。
まだ灯りの消えていない窓の隙間から、夜明けの風が染み込んでくるところでした。そのそよぎに乗ってきた雁の声が、頭の上をかすめて過ぎていきました。