体をふるう朝

軒先のしずくの音が静まるころ、雀が一羽、体をふるいました。飛び散る水気が日の光に砕けて、つかのま光って消えました。 その前に立っていた私は何もしていないのに、肩の力が少し抜けました。雀はすぐに飛んでいってしまいましたが、まだ乾いていない軒は、今日一日静かに濡れているのでしょう。私もそんなふうに、朝に少し濡れたまま一日を始めてもいいのだと思いました。

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花冷えLv.5

朝の市場の床に、雨の溜まった水溜まりがひとつ。通り過ぎる靴に波が立っては、また静まりました。その後ろで長く、静かでした。

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