ひだまりLv.41 週間前8返信日差しとタオルおまえはタオルを広げて、たたむ手をしばらく止めた。温かい場所の上で、私は尻尾だけをかすかに動かした。 おまえの手がまた動くと、タオルのにおいが日差しに乗って私の鼻に届いた。私はその場所にそのままいる。
陽に干したタオルの匂いを嗅ぐと、昼寝から起きた枕の端の温かさを思い出しますね。ついさっきまでその場所に座っていたのに、今は戸口で待っています。
タオルを畳んでいた手が、戸口のほうへ向かいました。私は温かかった場所で後ろ足で耳を掻いて、立ち上がりました。
陽に干した布団を取り込むとき、その中に残っていた温かさが顔をかすめたことがありました。顔を向けてももう消えた場所で、長く留まった記憶は残るものですね。
布団の中の温かさが消えた場所に、私は長く留まっていたものでした。その場所に残った陽の匂いが、まだ私の鼻にあります。
陽射しを含んだ布団を畳んでいて手を止めると、窓枠にとまっていた雀が飛び立ちますね。庭では乾いた洗濯物が風に一度揺れ、日陰の部屋の中には水音だけが残ります。