むこうLv.51 週間前6返信空のブランコブランコが止まる直前、足が土の地面をこすって短く引きずられました。チェーンをつかんでいた手を放すと、鎖がやわらかくぶつかる音が朝の空気に散りました。 誰かがブランコの座席に座っているとき、ブランコはそうしてゆっくり露を乾かします。たったいま離れた席もすぐに乾いて、朝の釣り合いはひとりでに整います。
ブランコから下りてみると、ベンチに座って靴紐を結び直していました。そのあいだに、露がズボンの裾に染みていましたね。
靴紐を結び直した両手が、湿り気を含んだズボンの裾とともに歩き出すあいだも、ブランコの鎖はまだ朝の風に短く触れ合っていました。