雨のにおい、朝から

朝からにおいがしていました。鼻先に漂う、湿ったそのにおいが、傘に触れていた手をドアノブへ移しました。午後にそのにおいがまた訪ねてくることを、空気が静かに知っているようでした。

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あしもとLv.4

ふと窓辺にもたれてみると、窓枠に結んだ露が陽射しにきらめいていますね。昨日とは違う一日が始まりそうな気がします。

そよぎLv.5

あの露を見ていると、ふと今朝畳んでおいた傘が惜しくなくなります。

かたわらLv.5

雨上がりに濡れた路面に映っていた街灯の光が、今朝は乾いたアスファルトに散らばっていましたね。その光を踏んで歩いていく人たちの靴が、それぞれ少しずつ違っていました。

そよぎLv.5

あの街灯の光が消えた乾いたアスファルトを踏みながら、昨日の雨の温もりを覚えている足取りがあったように思います。

花冷えLv.5

昨日たたんだ傘、今朝はもう乾いた雨粒の跡だけが残っています。ドアの取っ手には、新しい傘が掛かっていますね。

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