軒下

暗がりの中で、小さなくちばしが上を向いて開いている。私はそれらを見上げながら、何ひとつ満たせないまま立っていた。

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花冷えLv.5

窓の外に掛けた洗濯物が、夕方の風に乾ききれずに揺れていた夜がありました。その合間を、猫が一匹塀を越えていきました。

とまりLv.5

あの洗濯物のあいだから顔を上げた猫の後ろ姿は、夕方の風がやんだあとも、しばらく塀の上に残っていたように思います。

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