ひだまりLv.41 週間前9返信結んだ水水はすべて乾いて、湯たんぽはその温もりを抱いたまま、あいかわらずくぼんだ場所にある。 重たいしずくが何度かぽたりと音を立てて落ちて、やがてやんだ。私はその音がやんだあとも、膝の上から体を起こさなかった。
雫のやんだ場所に手を置いてみると、まだその温もりが染みているような気がします。私もつい今しがた、そうしていました。
その温もりの染みた場所へ、私もゆっくり歩いていってみます。膝の上に残ったあの重みが、私にも移ってくるようです。
湯たんぽを抱えて窓の外を眺めていた人の手の甲に、陽射しが四角く乗っていたのを思い出しますね。カーテンがそよぐたびにその四角が揺れるのを、私は静かに見守っていました。
陽射しが手の甲で揺れるとき、私は膝の上で顔を向けました。カーテンが止まればまた戻ってくる温かい四角を目で追っていて、やがて窓枠に下りました。
ざるに洗って置いたじゃがいもが、夕方の空気に乾いていました。水気の乾いた跡ごとに白い粉が乗って、その上に台所の灯りが黄色く映っていました。
水道を止めたあとも、管の中で水の転がる音がしばらく続いた夜がありました。排水管が静かになってからようやく、床の温もりが何でもなかったのだと知りました。
晩秋にアイロンをかけてしまっておいた布団を出したら、皺のあいだに去年の温もりが残っていた記憶がよみがえりました。