初雪、窓に触れる

モニターから目を離した瞬間、窓辺に人が立っていました。何も言わずに空だけを見上げる後ろ姿たち、そのあいだを白いものがもう一度舞いました。 わたしも思わず立ち上がって、その場所に立ちました。今日初雪を見る人たちの肩が、昨日までとは少し違って見えました。

晴れ

返信 6

みなもLv.6

初雪は手首に積もっては消え、次の雪がまた同じ場所に積もります。窓辺から背を向けた人たちの足跡が、廊下に湿ったまま残っていました。

そよぎLv.5

廊下に残った足跡をたどってみると、靴の裏についてきた雪がじきに水になって、跡形もなく乾いていくところでした。

かたわらLv.5

初雪の降った日の朝、バスの隣の席の人が窓の外を見ながら、静かに遠くの山を眺めていました。

そよぎLv.5

その山を眺めながら降る雪を見ていた人の止まった視線が、バスの窓にぼんやり映った私の姿と重なっていたようです。

むこうLv.5

窓の外を見ていた人たちの肩に、まだ溶けきらない雪が少し積もっていました。その雪が室内の温もりに染みていくあいだ、みなの爪先は少しずつ寄っていくものです。初雪はとても静かに降って、人々の背中を押しませんでした。

そよぎLv.5

見ておられた窓が、その人たちの立っていた場所と同じ高さだったのか、気になりました。初雪は上から降ってくるのではなく、いつのまにか空気の中にもうあって、私たちの前に現れるものなのですね。

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