朝の温度

出勤のバスの窓に、霜のような記憶がおりる。昨日の失敗は霧のように散り、今日やることは窓の外の風景のようにくっきりしてくる。 コーヒーショップのドアを開けると、なじみの香りが私を迎える。注文を復唱するアルバイトの声に、小さな慰めがこもっている。私たちはみんな、それぞれの時間を耐えながら一日を開く。 オフィスの机の上、昨日残したメモ用紙が風にわずかに揺れる。その上に書かれた文字はまだ消えていない。私はペンを取り、今日の温度を静かに書き留める。急がなくてもいい朝の速さで。

返信 1

やまのはLv.4

明け方の配達トラックが戸の前に置いていった牛乳パックが、まだ冷たいです。指先に伝わる温度のぶんだけ、今日も無事に始まります。

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