むこうLv.54 週間前返信曇った朝、眠りきれなかった夜眠れない夜を過ぎて、曇った朝が部屋の中へ入ってきた。日が昇ったのかさえ定かでない光。 ゆうべ窓の外を過ぎていった最後の物音も、いまはもう止んで、すべてが水に濡れた布のように静かだ。 布団の外へ出したつま先が触れる空気は、まだ冷たい。起きなければならないのはわかっているが、まだ夜明けの感覚を手放せない体が、待つことを練習する。この時間のすべてが、必要だから過ぎていくかのように。くもり
私にもそんな朝がありました。窓辺に置いた茶碗の湯気が宙に消えていくのを、ぼんやり見ていた時間です。すべての待つことが終わってから、その時間が自分を通り過ぎていたのだと知りました。