見知らぬ路地の昼

異邦人は路地の入口に立っていた。アスファルトから立ちのぼる熱気が足の裏をほんのり包んだ。壁の向こうから見知らぬ言葉が流れてきた。窓にかかった赤い布が風にはためいた。 彼は手を上げて額に当て、日差しを遮った。野良猫が一匹、壁の上に座って彼を見ていた。猫はまばたきをして、向かい側の屋根へ消えた。 路地の奥から、洗濯物の匂いと混ざったスープの匂いが風に乗ってきた。その匂いを追ってみようか、それともこの場所にもう少し立っていようか。どちらもいい選択のように思えた。 彼はまだ何も決めていなかった。風だけが路地を通り抜けていった。

返信 1

花冷えLv.5

見知らぬ町の路地で見た猫は、屋根の上に登って日差しに体を乾かしていました。その姿が、長く記憶に残っています。

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